エコパスコラム

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【2019年 新年のご挨拶】

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新年あけましておめでとうございます。

旧年中に関係各位よりたまわりましたご支援ご厚情に深く感謝するとともに、新年のご挨拶を申し上げます。

 

2018年を表す漢字が「災」であったように、豪雨や台風など多くの自然災害におそわれた一年でした。いまも復興に取り組んでいる地域の皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

近年、こうした自然災害による被害を目の当たりにするにつれ、気候変動の影響を考えずにはいられません。また、こうした災害に対する脆弱性を抑える目的で、健全な生態系が持つ生態系サービス(洪水緩和、土砂崩壊防止といった機能)を活用した防災・減災対策、いわゆるグリーン・インフラの取り組みが進みつつあります。「災」を私たちの社会から減らすためにも、生物多様性の保全や気候変動対策を進めていくことが大切です。

海に目を転じると、海洋ゴミ問題に端を発する使い捨てプラスチックに注目が集まった年でもありました。使い捨てプラスチックの使用をやめる方針をいち早く示した企業も多く、先進企業の取り組みにおける環境側面の定着を改めて感じます。

11月にはエジプトで生物多様性条約第14回締約国会議(COP14)が開催され、二次産業に対して生物多様性を企業活動の中に組み込んでいく「主流化」を奨励する決議が行われました。2016年COP13での一次産業に対する主流化の決議に続くものです。今後、企業には単なる社会貢献としてではなく、自社ビジネスと生物多様性との関係性を踏まえた生物多様性への取り組みが要求されます。こうしたビジネスセクターの取り組みは企業努力だけでは進みません。消費者である私たち一人一人も、自らの意思決定の中に「持続性の評価軸」を確立し、優れた取り組みをする企業を支えていくことが求められます。

 

2020年は東京オリンピックが開催されますが、世界の生物多様性の枠組みを決める上でも重要な年です。この年、中国北京でCOP15が開催され、愛知目標を引き継ぐ次の10年間の世界目標が決まります。愛知目標の達成に向けた取り組みは進んでいるものの、課題はまだまだ山積しており、ポスト愛知目標ではさらに踏み込んだ目標が掲げられることになるでしょう。

2019年は、ポスト愛知目標の下での取り組みに向けた準備の年です。すでに生物多様性に取り組んでいる企業も、これから取り組む企業も、「持続可能な社会の達成に向けて、自社に求められる生物多様性の主流化とは何か?」を改めて考える一年にしていただければと思います。

 

エコロジーパスは本年、皆様のおかげで6年目を迎えることになります。

引き続き皆様のパートナーとして、生物多様性保全を通したサステナブルな社会への前進をお手伝いをさせていただきたく思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

2019年1月7日

(株)エコロジーパス 代表取締役 永石文明、取締役 北澤哲弥

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