旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年を迎え、ネイチャー・ポジティブの実現に向けた動きは、もはや企業の社会的責任にとどまらず、持続可能な経営戦略の中核へと進化いたしました。
TNFD対応や生物多様性増進活動が本格化する中、本年はより具体的かつ実効性のある取り組みが求められる重要な一年になることと思います。
私自身、生物多様性コンサルタントの仕事の枠を超え、一調査者として地元東京都と埼玉県にまたがる新河岸川流域内の森や川、湿地の調査・保全に関わって感じるのは、自然の驚くべき再生力と、汚染や劣化によって一瞬で損なわれる危うさです。
保全の手を差し伸べることで、自然が自ら息を吹き返すレジリエンス(回復力)の力強さに驚かされます。一方で、汚染や開発による負荷が生態学的閾値を超えた瞬間に崩れ去る、自然の脆弱性も肌で感じております。
こうした自然の精緻なバランスを正しく理解することこそが、真のネイチャー・ポジティブへの第一歩であると思います。
科学的根拠に基づいた現地調査からの視点と、ビジネスの視点を繋ぐ架け橋として、本年も皆様の事業価値向上に繋げるべく、尽力してまいる所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 永石文明